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損保・生保業界

■保険業界とは

保険業界について、どんなイメージを持たれていますか?
大きく分けると、「生命保険業界」と「損害保険業界」の2種類の業界になります。
「生命保険」は、「ヒト」を保障の対象とした保険になります。

生命保険というと、あまり良いイメージを持たない方が多いかもしれません。
・自分が死んでからもらえる保険なんて、必要ない ・自分が死ぬなんて、縁起が悪い、考えたくもない
・保険のおばちゃんが、しつこく勧めてくる
・保険の中身も知らずに、義理で、無理やり、加入させられた
など

でも逆に、保険に入っていて良かったと思った方もいるはずです
・お父さんが、がんで亡くなってしまったけど、生命保険のおかげで、大学まで卒業することができた
・病気で入院して、差額ベッド代の負担が大きかったけど、入院保険に入っていたおかげで、助かった
・個人年金保険に加入していたおかげで、60歳で定年退職しても、すぐに給付金を受け取ることができた
など

損害保険については、いかがでしょうか?
「損害保険」は、「モノ」や「行為」を保障の対象とした保険になります。
イメージとしては、「自動車保険」や「火災保険」など、当然、入るべき保険と思っている方が多いのではないでしょうか?
保険期間が1年間の契約が多く、この間、事故にあわなければ、掛け捨てで損をしたと思う方もいます。
逆に、自動車事故で、相手にけがをさせてしまったが、自動車保険に加入していたおかげで、示談交渉までしてもらい、 無事に解決することができたので助かったと思う方もいます。

■保険業界の背景・動向

【生命保険業界】
従来は、一家の大黒柱に万が一があった場合の死亡保障が中心でしたが、近年では、医療や介護、年金に対するニーズが高まり、求められる保険も大きく変化してきました。 また、保険の押し売り的な販売も、2016年の保険業法改正により、顧客のニーズを十分に把握したうえで、ニーズの沿った保険を提案することや情報提供の義務化などが明文化されました。 人生100年時代になり、公的年金だけでは、老後の生活がまかなえず、私的年金に対するニーズも、ますます高まっている傾向にあります。生命保険会社が取り扱っている個人年金保険も老後の備えの選択肢のひとつとなります。 販売方法も、大きく変化してきました。2008年には、インターネットを主な販売チャネルとした生命保険会社が誕生しました。 1996年の保険業改正により、複数の保険会社の商品を取り扱うことができる、保険乗合代理店が登場し、なかでも「保険ショップ」 と呼ばれる来店型の代理店が勢力を伸ばしています。

【損害保険業界】
1996年以前、損害保険会社は保険業法によって厳しく規制されており、ほぼすべての保険商品が、同一の商品であり、同一の保険料で販売され、「護送船団方式」と呼ばれていました。1996年の大幅な保険業法の改正により、一気に「自由化」がすすみ、今日に至っております。各社が自由に保険料率を算出できるようになって登場したのが、通販型損保(ダイレクト型系損保)と呼ばれる損害保険会社です。 さらに、2度の大きな業界再編を経て、現在は、「3メガ損保」が損害保険市場を独占している状況です。

■保険業界に強い理由

私自身が、大学で損害保険論を学び、卒業後、外資系損害保険会社に入社し、38年間、 実務に従事してきました。主として、地方営業を経験し、この間、1996年の保険業法改正も体験し、現場でその変化を肌で感じることができました。 2011年3月、仙台に単身赴任中に、東日本大震災を体験しました。当時、東北支店長という立場に有り、「地震保険」の大切さも改めて、知ることができました。 1995年、損害保険会社各社から選抜されたメンバーで、米国で行われた「太平洋保険学校(ISP)」にも参加する機会も有り、そのおかげで、多くの優秀な他社の友人も作ることができました。 現在、同僚や後輩が、損保各社で活躍しており、各社へのご紹介が可能となっております。

■保険業界の仕事内容、職種

【生命保険会社】
生命保険会社の役割は、保険商品の開発と販売、保険金の支払いにあります。
具体的には、保険商品の開発、営業活動、保険の引受業務、保険料の徴収、保険金の支払い、資産運用等です。そして、当然のことながら、どの会社にもあるバックヤードの部署(人事・総務・経理等)にも支えられています。

【損害保険会社】
損害保険会社の役割は、生命保険同様、保険商品の開発と販売、保険金の支払いにあります。損害保険会社での現場での業務を担っているのが、営業部門と査定部門です。 営業部門では、代理店の新規開拓や教育、販促支援を行います。基本的には、営業社員は直接の営業は行わず、代理店による保険販売が中心になります。 また、査定部門は、保険金支払いのための損害調査や保険金支払、被害者との示談交渉などを行います。最近では、「査定部」という名称が、「お客様損害サービス部」に名称に代った会社が多くなっています。 そして、現場を支えているのが、本社の管理部門になります。商品開発部で、商品を開発し、商品業務部で、保険の引受業務を行います。また健全な経営を行うために、コンプライアンス部を設置し、内部統制体制を敷いています。

■保険業界の魅力・やりがい

【生命保険会社・損害保険会社共通】
生損保ともに、文系学生の人気就職先となっています。人気の理由は、給与水準の高さと福利厚生が充実していることでしょう。但し、基本的には全国型の転勤と残業も多い傾向が有ります。土日並びに休日は原則としてお休みです。9日間の連続休暇もほとんどの会社であります。会社によっては、地域限定型の採用も有ります。
昨今、転勤をしたくない若者が増えている傾向が有ります。私自身の経験からお話しすると、38年間の間に北は仙台、南は福岡まで、全国10か所で仕事をしてきました。後半15年間は単身赴任も経験しました。私は、転勤を前向きにとらえ、人生を楽しんで過ごしてきました。地方転勤のサイクルは、会社によってもまちまちですが、平均3年から5年くらいが多いと思います。九州生まれの私は、仙台の寒さが心配でしたが、冬になると、毎週のように家族とスキーで出かけたり、キャンプも手軽にできたり、美味しいお米、地元の食材、美味しいお酒を存分に楽しませてもらうことができました。東北各地の温泉も楽しみの一つでした。また、福岡でも同様に楽しみ、韓国へも手軽に出かけることができました。 そして、一番のメリットは、東京のような通勤地獄が無いことでした。今回のコロナで、電車通勤がいやになった方も多いと思います。その観点からも、地方勤務は様々なメリットがあると思います。そして、転勤のある職場の特徴として、人の入れ替わりがあります。たとえ、嫌な上司の部下になっても、その関係は一生続くわけではなく、いずれ、お互いに転勤で離れることができます。但し、好きな上司とも、いずれは離れなければなりませんが・・・

■保険業界でどんな人が求められるか

生損保ともに、毎年、定期的に新卒採用を行っていますが、どの会社も、中途採用を行っています。
営業で求められる人物は、下記になります。査定については、経験者であれば、30代でも可能です。
・原則として、大卒
・30歳くらいまで
・保険約款を読むのが嫌いでは無い人
・全国転勤をしたい人